FALMA手動標定プログラムlocAppFALMA.py

Last updated: 2023/01/26

1. プログラムのダウンロード

https://tingwu.info/pylab/code/locAppFALMA.zip
zipファイルを解凍して、中のlocAppFALMA.pyを使ってください。

2. 使用方法

2.1 プログラムの設定

まず、行14~18を設定する必要がある。

strTime = '1548065538' #<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
resDir = 'E:/2018winterTOA/result/' #<<<<<<<<<<A local folder
plotSiteNum = 13
delPPS = 1 #1: delete PPS signal; 0: do not delete
loc2D = 1 #1: 2d locating; 0: 3d locating
strTime = '1548065538' #<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
resDir = 'E:/2018winterTOA/result/' #<<<<<<<<<<A local folder
plotSiteNum = 13
delPPS = 1 #1: delete PPS signal; 0: do not delete
loc2D = 1 #1: 2d locating; 0: 3d locating

2.2 波形の表示、拡大

実行したら、波形の画面が出る。
(spyderでは一度Run->Run configuration per file->Execute in an external system terminalを設定する必要がある。)

2.3 位置標定、電流値推定

数字キー3(1ms)で拡大すると、緑の線が出る。これでパルスの標定ができる。
例えば、strTime = '1548065538'で実行すれば、以下のパルスがある(3を押した状態)。

注意点

  1. パルスを標定するとき、目視で緑の線は各サイトのパルスのピークにあるか確認する。ピークではないとき、クリックで調整する。また、飽和の波形は標定に使わないほうがいい。上のKGMとSSKは明らかに飽和したので、除外する必要がある。この場合、マウスをKGMとSSKの波形において、xを押せば、緑の線が消える。
  2. 緑の線は全部同じパルスのピークにあることが確認できたら、cを押して標定を行う。行15に設定したフォルダーに標定結果のファイルが作られる。
  3. 結果ファイルの中に一行目は時刻とサイトの名前。二行名はパルスの標定結果。左からは:
    時刻(ms)、X(m)、Y(m)、緯度、経度、高度(m)、ピーク電流値(kA)、サイト数、精度、精度、各サイトのパルスピークのインデクス
    • 緯度、経度の部分をコピーして、google mapに入れたら、このパルスの発生場所が分かる。
    • 精度について、大体500以内なら標定結果には問題ない。500以上なら各サイトのパルスのピークを間違えた可能性が高い(緑の線は違うパルスのピークに置かれた)。緑の線の場所を確認、調整して、もう一回標定したほうがいい。
    • ピーク電流値について、負極性帰還雷撃の場合はマイナスの値になる。推定できない場合もある。その時0を記録される。
    • ピーク電流値に推定方法について、以下の論文のAppendix部分を参考してください。学会発表や論文にピーク電流値を利用する場合、この論文を引用してください。
      Wu, T., Wang, D., & Takagi, N. (2021). Compact lightning strokes in winter thunderstorms. Journal of Geophysical Research: Atmospheres, 126, e2021JD034932.

3. locApp_winter_autoCorr.py

プログラムのダウンロード
https://tingwu.info/pylab/code/locAppFALMA_autoCorr.zip

このプログラムは基本的に上述のlocAppFALMA.pyは同じですが、数字キー3(1ms)で拡大した後、クリックで一つサイトのパルスを選んだら、他のサイトの対応のパルスは自動的に選択されます。次にcを押せば標定できます。

自動のパルス選択は常に正しいわけではないが、いくつかのサイトで間違ったパルスが選択されても標定するときは自動的に排除されます。標定結果が正しいか結果の精度を確認すれば分かります。

小さいパルスを標定するときはこのプログラムのほうが便利だと思います。


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